コラム

オンラインカジノの規制が厳しい国

「海外旅行でギャンブルをしたいと考えている」
「カジノ禁止の国を知りたい」

オンラインでもオフラインでも、カジノは莫大な税収を生みます。
そのためギャンブル依存症のリスクを知りながらも、運営を許可している国が数多くあります。
しかし一方でギャンブルによって国民の生活が脅かされた歴史を持つ国や、宗教上の理由で賭博を固く禁じているところもあります。
オンラインカジノに対して厳しい態度を取っている国を紹介します。

カンボジア

1カ国めは経済発展が著しいカンボジアです。
ギャンブル依存症はカンボジアの歴史的な問題であり、現在では国民の間でオンラインカジノを含むあらゆる形式のギャンブルが禁止されています。
しかし賭博抑制法は、国内にいる外国人には適用されません。
いくつかのカジノは観光客を対象としており、大きな収益を上げています。
アンコールワットをはじめとする歴史遺産が多い土地であり、観光産業の柱としているようです。

アラブ首長国連邦

2カ国めは地下資源が豊富なアラブ首長国連邦です。
ほとんどのイスラム諸国はあらゆる種類のギャンブルを禁止していますが、多くの国はオンラインカジノに目をつぶっているか、規制を設けていません。
ところがアラブ首長国連邦では、あらゆる種類のギャンブルが起訴され、違反者は最長で2年間の懲役刑に処せられます。
当局がすべてのインターネットコンテンツを管理しているため、オンラインギャンブルへのアクセスはできません。

カタール

3カ国めもイスラム教徒が多いカタールです。
カタールはギャンブル法関して最も厳格な国です。
あらゆる形態のギャンブル行為は違法とされ、スポーツベッティングさえも許されません。
残念ながら、この全面的な禁止により、地下のギャンブルシーンが盛んになっていますが、関わったことで代償を支払う人も少なくありません。
オンラインカジノも違法とされていますが、リスクを冒す人が少なくないのが現状です。

レバノン

4カ国めもイスラム圏のレバノンですが、上記2カ国よりも規制がゆるいです。
レバノンでは無許可のギャンブルは違法であり、政府はオンラインカジノもブロックする権限を持っていると法律で規定されています。
一般のカジノはカジノ・ド・リバーンで可能です。
またカジノ船がしばしば国際海域に出航し、現地の法律に違反する心配なく自由にギャンブルを楽しむことができるようになっています。

キプロス

5カ国めはヨーロッパの小国・キプロスです。
2012年に施工された賭博法は、キプロスのほとんどのギャンブルを支配しています。
スロットやその他の端末ベースのゲームは、最大50台まで許可されていますが、2015年のカジノ法では、2019年に完成予定のメルコ・キプロス・リゾートで、ランドベースのテーブルゲームが許可されます。
オンラインカジノは禁止ですが、スポーツベッティングが唯一許可されています。

ポーランド

6カ国めはウォッカを飲むイメージの強いポーランドです。
この国はかつて他のEU加盟国と同様、ランドベースとオンラインのギャンブルは歴史的に合法でしたが、政府の厳しい独占規制があります。
賭博法は、EUの原則に沿うよう何度か改正されています。
2017年にオンラインギャンブルの新しい規制が制定され、海外の事業者はスポーツベッティングライセンスの申請が義務付けられました。
その他のオンラインギャンブルやカジノゲームは、その国の指定されたギャンブル独占企業によってのみ合法的に提供されます。

【まとめ】北朝鮮

最後は日本から近くて遠い国、北朝鮮です。
北朝鮮はカンボジアと同様、北朝鮮も自国民のオンラインおよびオフラインのギャンブルを厳しく禁じています。
ところが観光客がガイド付きツアーに参加する場合は、これらのアクティビティに参加することを許可しています。
現在、カジノは平壌にある1カ所のみです。